慌ただしい暗闇の中に、『とても追いつけないようなもの』は、とても輝かしく見えて、それは、ちらり、ちらり、と気まぐれな風病のような絶妙の具合でその片鱗を浮かべて、しかしその正体は漠然としており全容は決して掴めず、手を伸ばしても届かないことは知っているから、かつてのように腕を動かす気力もなくて、ただ、暗闇の中に時折現れる、その輝かしく強い『何か』の輪郭や、残滓だけは、今でも、確かに自身の感覚を撫で続けているのだった。

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